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FWは得点力の高さが評価の分かれ目

攻撃的

サッカー界には一口にFWとはいっても、運動量は少なく得点を挙げる事に専念している典型的なストライカー、またはポストプレーにて他の選手のゴールをアシストしたり守備でも貢献することを得意とするタイプのFWがまず存在します。また近年は4‐3‐3システムの衰退により世界的に減少しているものの、サイドに張り付いてドリブルからのパスやセンタリングにて味方のゴールをアシストする事を得意とするウインガー系FWもいます。

しかし、サッカーとは常に強い守備陣と対峙しなければならず、勝ち点3を獲るには必ず1試合のうちでゴールを奪う必然性があります。そんな中、アシストや守備を得意とするタイプのFWは評論家などの玄人受けはするものの、ファンやスポンサーを喜ばせるには不十分なところがあります。そのため、様々なタイプのFWがいつの時代も存在する中で、1試合に1ゴール近いペースで得点を決められることはできる選手はたとえ評論家からは運動量の低さを指摘されても一般層からは極めて高い評価を受ける傾向にあります。その中でも、ドリブルにて一人でボールを相手のゴール前まで運ぶことができ、そこからパスをするのではなく素晴らしい精度のシュートを撃ってバンバンゴールを決められる万能型FWが近年、世界のサッカー界の中で登場し始めています。

その中でも、レアル・マドリッドのロナウドやバルセロナのメッシは、このタイプのFWの代表的存在と言えます。彼らはサッカーの中でも特に華のあるプレーと言われるドリブルを得意とし、もともとは純粋なストライカーではなかったものの、ドリブルで局面を打開して1試合1点前後のペースで得点を獲れるドリブラー兼ストライカーに進化していきました。そして、彼らのプレースタイルに強い影響を受けて、やはりFWとは得点することが大事なのだと気づき、ドリブルからパスをするのではなくシュートをすることを強く意識するドリブラー型FWが増加しています。